くるみ割り人形  The Nutkracker  Der Nussknacker


ジョン・ノイマイヤーによるバレエ


音楽
ピョートル・I・チャイコフスキー

振付・演出
ジョン・ノイマイヤー

舞台美術・衣裳
ユルゲン・ローゼ

2時間30分(休憩1回)

世界初演
1971年10月21日  フランクフルト・バレエ  フランクフルト

ハンブルク初演
1974年10月27日  ハンブルク・バレエ



フランクフルト初演時のキャスト 
マリー  マリアンヌ・クルーゼ
ドロッセルマイヤー  マックス・ミディネット
ルイーズ  ペルセフォン・サマロポーロ
ギュンター  エゴン・マドセン


ハンブルク初演時のキャスト
マリー  マリアンヌ・クルーゼ
ドロッセルマイヤー  マックス・ミディネット
ルイーズ  ローレル・ベネディクト
ギュンター  トゥルーマン・フィンニー


あらすじ

第1幕
第1場
マリーの誕生日
マリーは12歳になりました、女の子は人形遊びをやめる歳です。お兄さまのフリッツは士官学校生で、妹のために連隊の友達を妹の誕生日のパーティーに招待しました。パーティーはご両親のスタールバウム領事夫妻の家で開かれます。マリーのお祖父さま、お祖母さま、二人のおばさま(お一人はほろ酔い気味でーこの方は将軍の奥様ですー、もうお一人は芸術愛好家)もいらしゃいます。お姉さまのルイーズは宮廷劇場のバレリーナで、バレエ・マイスターのドロッセルマイヤーと一緒にやって来ました。フリッツの友人のギュンターは同僚を代表して彼らの名前でマリーにくるみ割り人形を贈ります。ドロッセルマイヤーはマリーに絹のバレエ・シューズを贈ります。マリーはドロッセルマイヤーに魅了されますが、恋に落ちたのは、少女によくあるように、ハンサムなギュンターにです。

第2場
マリーの夢 − リハーサル
パーティーのお客様が帰られた後、マリーはくるみ割り人形を持って戻り、バレエ・シューズを履きます。夢の中で、ドロッセルマイヤーが現れて彼女をびっくりさせますが、彼は彼女を劇場の不思議な、魔法のような舞台裏の世界に誘い、彼女は周りのものに魅了されます。ギュンターが彼女の夢に現れて再び二人は会います。しかし今度は宮廷劇場のソリストとして会うのです。マリーは初めてトウ・シューズを履いてギュンターと踊り、そして全幕のリハーサルに加わります。

第2幕
第3場
マリーの夢 − 公演
ドロッセルマイヤーはバレエの舞台がどのように作られて行くかを見せます。空っぽだったステージは、次の踊りのためにあらゆる準備がなされた舞台装置がついた立派なものに変わっています。ドロッセルマイヤーは様々なディヴェルティスマンを見せ、時には自分で踊って見せます。
最初に、“リヴィング・ガーデン”、次に“グラナダからやって来た美しい娘”、“ファラオの娘”、“エスメラルダと道化”、“中国の鳥”、パ・ド・カトルや男性ダンサーのヴァリアシオン、ジーグ、そして“踊る士官たち”です。グラン・パ・ド・ドゥでルイーズとギュンターは一緒に踊ります。しかし嵐のような怒涛のダンスのフィナーレが終ると、魔法のような劇場の世界は消え去ります。マリーはお母様に起こされて、夢の世界に悲しげに別れを告げます。
(カンパニーの英語版サイトより。S)